Delphiで今でも仕事はある?20年以上使ってきた開発者が本音で語る【2026年版】

Delphi

「Delphiってまだ仕事あるの?」

プログラマー同士で話をしていると、この質問を受けることがあります。

SNSでは「Delphiはオワコン」「もう誰も使っていない」といった意見も見かけますが、実際に開発現場を見ていると、少し事情が違います。

私は20年以上Delphiを使って業務システムを開発してきました。

その経験をもとに、「今でもDelphiで仕事はあるのか」「これから学ぶ価値はあるのか」を、本音でお話しします。


結論:仕事はある。でも昔とは少し違う

最初に結論を書くと、

Delphiの仕事は今でもあります。

ただし、20年前とは内容が変わっています。

以前は

  • 新規システム開発
  • パッケージソフト開発
  • 業務アプリ開発

が中心でした。

現在は、

  • 既存システムの保守
  • 機能追加
  • Windowsアプリの改修
  • Delphiから他言語への移行支援

といった案件が増えています。国内でもDelphi経験者を対象とした求人やリモート案件は継続して掲載されています。


「Delphiは終わった」と言われ続けて20年以上

私がDelphiを使い始めた頃から、

Delphiはもう終わる

と言われ続けています。

しかし、その間にも多くの企業ではDelphi製のシステムが使われ続けています。

特に多いのは

  • 販売管理
  • 生産管理
  • 在庫管理
  • 医療システム
  • 工場の制御ソフト
  • 計測機器
  • 会計システム

こういった「毎日止められないシステム」です。

動いているシステムを無理に作り直す理由はありません。

そのため、保守や機能追加の需要は今でも残っています。


なぜ今でもDelphiが使われているのか

理由は単純です。

完成したシステムが安定して動いているから。

企業がシステムを作り直すには、

  • 数千万円
  • 数億円

というコストがかかることも珍しくありません。

しかも、

  • バグが増える
  • 操作方法が変わる
  • 現場が混乱する

というリスクもあります。

そのため、

「今のまま使えるなら使い続けよう」

という企業は意外と多いのです。


Delphi経験者が少なくなっている

一方で、若い開発者がDelphiを学ぶ機会は減っています。

大学やプログラミングスクールでは、

  • Python
  • Java
  • C#
  • JavaScript

を教えることがほとんどです。

その結果、

Delphiを触れる人材自体が少なくなっています。

これはデメリットでもあり、経験者にとっては強みでもあります。

実際、「Delphi経験者歓迎」の求人は今でも見つかりますし、経験者が少ないため採用に苦労している企業もあります。


新しくDelphiだけを学ぶのはおすすめ?

ここは正直に答えます。

Delphiだけを目的に学ぶことはおすすめしません。

現在の開発現場では、

  • SQL
  • Git
  • Web API
  • C#
  • JavaScript

なども合わせて使うことが多くなっています。

Delphiを武器にするなら、

「Delphiもできる」

という立ち位置が理想です。

実際の求人でも、Delphiに加えてSQLや.NETなどの経験を求めるケースが増えています。


Delphiを使っていて良かったと思うこと

20年以上使っていて、一番感じるのは

開発スピードの速さ

です。

画面を作り、

データベースにつなぎ、

帳票を印刷する。

こういった業務アプリなら、短期間で形になります。

AIがコード生成を手伝ってくれるようになった現在でも、この「すぐ動くものを作れる」という強みは変わっていません。


Delphiの弱いところ

もちろん弱点もあります。

例えば、

  • Web開発の情報は少ない
  • 新しいライブラリが少ない
  • 若い開発者が少ない
  • 求人数はC#やJavaほど多くない

このあたりは事実です。

「求人が多い言語」を目指すなら、

C#やJavaを選んだ方が選択肢は広がるでしょう。


これからDelphiを使うなら身につけたいスキル

もし今後もDelphiを仕事にするなら、

次の知識は身につけておくことをおすすめします。

  • SQL(PostgreSQL・SQL Serverなど)
  • REST API
  • Git
  • JSON
  • AI(ChatGPTやClaudeなど)
  • Windowsの知識

Delphiしか知らない人より、

Delphiも使える人

の方が、仕事の幅は広がります。


私が感じる「Delphiの将来」

Delphiだけで新しいキャリアを築く時代ではないかもしれません。

しかし、

  • 長年運用されている業務システム
  • Windows向けデスクトップアプリ
  • 保守・改修案件

では、まだまだ必要とされています。

海外の開発者コミュニティでも、「Delphiはニッチだが需要は残っている」「経験者には継続的な案件がある」という意見が多く見られます。一方で、新規開発では他言語が選ばれる場面が増えているという見方もあります。


まとめ

「Delphiは終わった」という言葉を何度も聞いてきました。

それでも、現場では今日もDelphi製のシステムが動き続けています。

重要なのは、「Delphiだけ」にこだわるのではなく、SQLやWeb技術、AIなど新しい技術も取り入れながら開発できることです。

もしすでにDelphiを使っているなら、その経験は決して無駄ではありません。

長年培った知識は、保守・改修だけでなく、既存システムを現代の技術とつなぐ場面でも大きな武器になります。

そして私自身、もし今もう一度開発環境を選ぶとしても、Windows向け業務アプリを短期間で作るのであれば、Delphiは今でも有力な選択肢の一つだと考えています。

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